山内 桜子(TOSS音楽)
音楽史の裏側のエピソードにふれながら、知的好奇心を満たす音楽鑑賞を目指した。(スマートボード対応)
授業では、サイトを投影し、このページをプリントアウトしてお使いください。
モーツアルトの「トルコマーチ」について勉強します。
みんなで声をそろえて言ってみましょう。「トルコマーチ」
右下のボタンをクリックして、次へ進む。
この曲を聞いて、どんな風に感じますか。ひとつ選びましょう。
(「音楽スタート」をクリックして、曲を聞く)
かわいい感じの曲だと思った人は、手をあげてください。
楽しい感じの曲だと思った人?
愉快な感じの曲だと思った人?
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この曲は、今から250年位前に、ウィーンに住んでいたモーツアルトが作曲しました。
この時代のウィーンの人たちは、この曲を聞いて「恐ろしい」と思ったのです。
なぜなら、このころトルコは、何度もウィーンの町に攻めてきていたのです。
トルコ軍が行進するときに鳴らす太鼓の音「タカタカタン タカタカタン タカタカタカタカタン(だんだんクレッシェンドさせながら言う)というリズムが、そのまま「タカタカタン タカタカタン タカタカタカタカタン(冒頭のメロディーで)」になったのです。
この曲は、トルコ軍が攻めてくるようなイメージがあったのです。
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でも、トルコ軍は、ウィーンの町のすぐそばまで来ても、どうしても町の中までは入れませんでした。
なぜなら、このような(ウェッブを指す)壁が、町を取り囲むようにつくられていて、ウィーンの町を守っていたからです。
トルコ軍は、壁の向こう側にあるウィーンの町に入るために、作戦を練りました。どんな作戦でしょう。
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気球で壁を飛び越える作戦でしょうか?
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壁の下を潜り抜けるトンネルを掘る作戦でしょうか?
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棒高跳びで、壁を乗り越える作戦でしょうか?
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気球作戦だと思う人、手を上げてください。
穴をほったと思う人?
棒高跳びだと思う人?
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正解は、穴を掘って、壁の下を潜り抜けるトンネル作戦だったのです。
ところが、この作戦は失敗に終わりました。
トルコ軍が、夜中にこっそりトンネルを掘っているのに気づいた人がいたからです。
いったい、誰が、トンネルを掘っているのに気づいたのでしょう?
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パン屋さんでしょうか。
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花屋さんでしょうか。
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それとも、果物屋さんでしょうか?
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パン屋さんだと思う人は、手を上げてください。
花屋さんだと思う人?
果物屋さんだと思う人?
正解は、パン屋さんです。
まだ朝の暗いうちから起きてパンを作っていたパン屋さんは、地面の下から聞こえる変な音に気づいて、ウィーンの軍隊に通報したのです。
ウィーンの町は、パン屋さんのおかげで、トルコ軍に攻め込まれずにすみました。
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パン屋さんは、トルコ軍を追い払ったお祝いに、特別なパンをつくりました。
トルコ軍の国旗についている月の形をしたパンです。
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トルコをムシャムシャ食べちゃおう!と言って、このパンはとても沢山売れました。
「キプフェル」というこのパンは、今でもウィーンの町で売られています。
ところで、このパン、みなさんがとても知っているパンに、よく似ていますね。
そうです、クロワッサンによく似ています。
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オーストリアには、マリーアントワネットというお姫様がいて、このキプフェルのパンが大好きだったのです。
マリーアントワネットは、大きくなってフランスの王様のお嫁さんになりました。
そのフランスで、生まれ故郷のウィーンを懐かしんでお城のコックさんにキプフェルを作らせました。
ところが、キプフェルを知らないフランス人のコックさんは、フランス風にバターとお砂糖を沢山いれてしまったのです。
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それで、形は三日月形で同じですが、クロワッサンはフランス風のふわふわしてパンになったのです。
では、トルコマーチを聞きましょう。(CDを流す)